「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

今イチオシのブレイディみかこ著

勤めている書店で入荷しないから

客注で発注しようとしたら

担当者が「問い合わせがあるんですよね〜、これから6冊入る予定です」って言ったのは発売日から2週間ぐらい過ぎてから

同世代の女性というだけでなく

共感するところが文章の端々にある

子どもとの距離感、子どもへの視線

そしてともに歩んでいる姿勢

息子が11〜12才でこんな風に感じざるを得ない社会がそこにあるのも驚きだけれど

それを受け止めて見守る母はドーンと構えて力強い…ように見える

本の帯にある

「大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽く飛び越えていく」

これが一番しっくりきた言葉

人種や宗教や富で分断されているように見える社会も

違った視点から融合できる時が来るかもしれないし

全く違う常識が生まれる時が来るかもしれない

脳天気な未来を語る気はないけれど

何か希望のようなものを感じさせてくれる本です

読後感が何ともいえなく爽やか

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